▼QUINTET Fight 第3試合/QUINTETルール
[5対5マッチ]
●TEAM SAKU vs 〇TEAM RIZIN
最初は第2代Fighting NEXUSフェザー級・横山武司vsキルギス柔道81kg級チャンピオン・ラトベック。体格で優るラトベックに対して、横山が自ら下を取り、その後マウントを取り、流れるように三角締めへ。これがガッチリと極まり、横山が圧巻一本勝ち。1分8秒での圧巻勝利だった。
勝利した横山に対し、パンクラスタイトル戦を控える平田直樹が登場。MMAファイター同士の戦い。自ら下になる横山に対し、平田はサークリングして組む展開。一度場外に出た後、横山が下から三角締め狙い。何度も引き込む横山は足関節を狙うが、平田もディフェンスして極めさせない。一進一退の攻防が続く中、バックへ回ろうとする横山に対し、回らせない平田。最後は、平田がダースチョークを仕掛けていった。決着が付かなかったため、両者とも脱落に。
柔道バックボーンの出花崇太郎とベテランMMAファイター・北岡悟が激突する。組み合いからスタートするが、両者に指導が入る。タックルへ行った北岡が上になるが、再度両選手に指導が入る。出花が崩しに行くが、トップを取ったのは北岡。ハーフガードの北岡に対して、まさかの両者とも3回目の指導。3回目の指導は失格となり、両者とも脱落となった。
IQレスラーこと桜庭和志の息子・桜庭大世とレスリングがバックボーンの倉本一真の対戦へ。体格差で優る桜庭と組み合う倉本。上になった倉本に対し、桜庭は下から腕十字、そして足関節狙い。今度は逆に倉本が足関節狙いから離れ、場内からは拍手が。桜庭の足が倉本の目に入ってしまい、一時中断も再開。倉本がタックルを仕掛けるが、場外に出てしまい、再度中央スタート。桜庭がローリングしての足関節、何とか逃れた倉本に対し、桜庭がサイドへ回るなど攻め続ける。最後は倉本がノースサウスチョークを狙っていった。ドローとなり、両者とも脱落へ。
2008北京オリンピック柔道男子66kg級金メダル・内柴正人と第10代フェザー級キング・オブ・パンクラシスト新居すぐるが対戦。今回新居が勝利した場合、RIZINチームの勝利が決定する。内柴が前に出て、新居とスタンドで組み合うが、両者とも指導が与えられる。内柴が投げを決めるが、場外に出てしまい、中央から再度スタート。組み合うが、両者とも攻め手を作り出せず、再度指導が与えられる。スタンドの組み合いが続く中、場外に出てしまい、アクションの声も。新居が足を取って、押し倒すと上になるが、場外に出てしまい、再度同ポジションから中央で再開、その後ハーフガードとなるが、スタンドへ再度戻すなど一進一退へ。そのまま試合終了となり、お互い脱落へ。
勝ち抜き戦のため、RIZINチームが勝利を収めた。
試合後記者会見コメント
TEAM SAKU出場メンバー
内柴正人
QUINTETはできた時から、出たい大会で。しかも対戦した2人がいて、僕の教え子もいると。いつも見てきたRIZINの人たちと肌を合わせることができて、結果は負けてしまったけど、ここで終わらないようにつながりを考えていきたいです。
ー最後はどんな心境ですか
新居選手は柔道出身でアームロックが強くて。組んだ時に気持ちを感じて、立ちで来てくれて嬉しくて、気づいたら立ちで終わっていました。
ー後がないという気持ちは
それは結果なんですね。前を信じていました
桜庭大世
向こうのチームには、一人戦っていない選手がいたのが悔しいです。終わってから、ハアハア言わせたかったです。
ー勝ち方のプランは?
横山選手が先鋒で来そうだなというのはみんなで話していて、ここで勝って後は引き分けでと。まさに逆をやられた感じです。一番のダークホースのラトベックが、パワーあるし内柴さんジュニアなので、とられることはないと思っていたんですけど(苦笑)。あとは出花さんが一本をとっているので、いけると思っていたんですけど相手の作戦通りと言うか、いいようにはまってしまった感じです。
ー自分が打開しないという気持ちは?
ありました。出花さんがとってくれると思っていて(笑)。北岡さんとって、倉本さんと戦うことはないと思っていました。まさか、来ちゃったと。絶対に僕が、せめて2人はとりたかったです。倉本さんと新居さんのことを。それで最後、大将に任せようと。行けたら、矢地さんまでと。
ー足関節で行けた感触は
惜しいと僕でも思いましたけど、その分、相手も抜くのもうまかった。もっと練習しないとないとと思いました。
(手応えは)高校、大学で柔道をやっていて弱かったので団体戦の経験があまりないんですけど、久しぶりに団体戦に出て、いいところ悪いところを考えて。戦う前よりも仲良くなった気がします
出花崇太郎
一人リードされた状態で回ってきたので、自分が勝たないといけなかったんですけど、相手の作戦にはまったなと。指導が早くて、不完全燃焼で悔しいです。でも、このチームで呼んでもらって最高の思い出になりました。
ー抜かないといけない状況でした
そうなんですよね。下でももっと動けばよかったのあるんですけど、指導の旗をあげているのが見えて。両者指導で終わってしまったので、不完全燃焼で悔しい。前の試合を見ていて、あのくらいで指導が来るのか、早いなと思ってしまっていました」
平田直樹
本当は、もう1試合くらいはしたかったんですけど、横山選手は強かったので最低限の仕事はできたかなと。また機会があれば試合したいです。
ー先鋒が負けて、横山戦はどんな試合を心掛けたのか
相手が小学生の頃の柔道の先輩なので、足を狙って来たり下からの攻撃は分かっていました。それを防ぎながら得意のポジションで、もうちょいできたかなと。相手が疲れていたのは分かったので。
ー一本は取りにいけなかった?
最低が引き分けて止めること。その中で一本を取りに行こうと思っていました。あそこで抜かれてしまうと厳しいので」
ジュマナザロフ・ラトベック
楽しかった。長くしたかったけど、できなかった。申し訳ございません。
ーどうやって戦おうと
柔道で戦って投げようと思っていました
TEAM RIZIN出場メンバー
矢地祐介
出番はなかったんですけど、すごく心強く、横山選手の一本勝ちでチーム一丸いなれたかなと思います。
-戦いを見て感じたことは
僕がやったら、どのくらいできるのかとかシンプルに気になりました。
-横山の勝ちが勝利につながった?
横山さんからの北岡さんの頑張り、ポイントゲッターの出花選手の引き分け、いい試合でした。
-出たかった?
そうですね、汗かくだけで、応援で終わってしまって。ここにいたくないくらいです(笑)。
-もう一回、このメンバーで戦いたいか?
はい。次は先鋒で!
新居すぐる
やりたかった内柴選手とできたのは嬉しかったですけど、個人的にもっとスクランブルをやりたかったんですが、チームで勝ちたかったんで。
-憧れの内柴とのマッチングになったが
お互い副将同士の試合ならば、もっとパフォーマンスを発揮しようと思っていたんですけど、先鋒が勝って、みんながチームのために戦っていて。僕も仕事をしないといけないと思い、絶対に投げられないようにと徹底していました。個人的にはワンマッチで内柴選手と戦いたいです。
-内柴選手の印象は
最初に4つを組んだ時に、絶対に投げられないようにしようと思っていて。腕を極められて投げられそうだったので、警戒していました。試合前、時間が経てば削れるイメージだったので、頑張ろうと思って我慢していました」
倉本一真
極めて勝ち上がりたかったけど、とりあえずチームが勝ててよかったです。
-引き分けを狙っていた?
絶対に勝つという気持ちでいきましたが、最低条件が引き分けで。自分は軽量級でグラップリングのイメージが全然ないと思うので、そのイメージを破壊しようと思いましたが、そんなにうまくはいかないですね。極めたかったです。
-桜庭大世の印象
大きいので、抱えてくることが多かった。飛び付きで何かしてくるやろうなと、それだけは気を付けていました。レスリングをしっかりしておけば。あとは足関節やってきて、僕も足関節は得意なのでやろうと思ったんですけど、あまり行けなかったです」
北岡悟
勝てて良かったです。
-引き分けだったが
それでいいと思っていました。QUINTETの団体戦は、そういうものです。ルール、競技、捉え方がすべてなので。抜いてくれた人がいたから、よりそうなるし。僕が言っていたのは、もしも横山さんが抜いたら、僕は引き分けることに全力を注ぎますと言っていました。仮に平田君でも、似たようなことをしてきたかもしれませんね。引き分けるのは仕事。競技であり勝負。急造だけどせっかくチームになったので勝ちましょうと出る直前に、僕は年長者なので、矢地君の代わりに言いました。言った方が士気が上がると思っていたので。自分の中で人前で動いてどこまで出せるか考えていたこともあるので、納得しています。
-楽しめた?
はい、楽しめたのではないでしょうか。ありがとうございます」
横山武司
もっと一杯いいところを見せたかったんですけど、チームで勝ったの凄く嬉しかったです。
-狙いどおり?
個人的には出花選手と戦いという思いもあって、平田選手を倒せば出花選手でしたし、思ったより体重が僕と同じくらいで。ここは取らないとないと思いましたが、強かったです。-5人抜きはしたかった?
もちろん考えたけど、さすがに無理かなと。でも出花選手まで行きたかったので、勝てたけど悔しいです」
大会概要
能登半島地震チャリティ・イベント
JAPAN MARTIAL ARTS EXPO PROLOGUE
開催日時:2024年10月19日(土) 12:30開場 14:00開演
会場:横浜BUNTAI (〒231-0032 神奈川県横浜市中区不老町2丁目7番1)
主催 :Japan Martial Arts Consortium
【当日券|会場で販売しております!】スタンド自由席:税込4,000円、アリーナ税込11,000円で会場で販売中!
【視聴方法】12:45 日本国内 12:30配信開始(日本国内独占・無料)
https://video.unext.jp/livedetail/LIV0000006877?rid=FS00040
大会公式サイト:https://jmaexpo.com/
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